1914年5月9日に、ポストは妻リーラに用事を頼んで外出させました。
彼は看護婦に「どうにも神経が落ち着かない。頭は完全にはっきりしているに、神経をコントロールすることが出来ないのだ。」と伝えます。
それから、看護婦を退室させ59歳の大富豪は、猟銃を口にくわえて引き金を引きました。
一説によれば、ポストより30歳年下の妻リーラが浮気していて、それに気づいたポストが自殺を図ったのではないかと言われています。
ポストはこの世を去りましたが、彼の有り余る財産と事業は娘の、マージョリー・メリウェザー・ポストと、二人目の夫で金融業者のE・F・ハットンが、引き継ぎました。
そして、大々的に拡張して設立した会社が「ゼネラル・フーズ」です。
皮肉なことに、同社は1928年にマックスウェル・ハウス・コーヒー社を買収するのです。
つづく