オランダはフランスやドイツと違ってコーヒーや茶の禁止運動が起こりませんでした。
オランダの科学者は新しい外来品に寛容で、コーヒー、茶、チョコレートの飲用にお熱を上げていたそうです。
茶にはヒルや下剤と同様の浄化作用があるので、代わりに用いるとよい、という科学者がいたり、オランダ人の医者ニコラス・ディルクス(1593~1674年)がドクトル・トゥルピウスという名前で書いた医学論の中ではこう書かれています。
「この植物に匹敵するものはない。これを飲用する人は、それだけであらゆる疾患を免れ、高齢に達する。茶は体に活力を与えるばかりでなく、尿砂や胆石、頭痛、風邪、眼病、鼻カタル、喘息、胃の不調、腸炎なども防ぐ。眠気を抑え、徹夜を楽にするというような付属的効用もあるので、夜ものを書いたり、瞑想したりしたい人には大きな助けとなる。」
いやはやしかし、カフェインの効能の数が凄いことになっておりますね~。