ドイツ出身の公妃である、エリーザベト・シャルロッテ(1652~1722)
はオルレアン公爵と結婚後パリに移り住み、ヴェルサイユ宮殿で出される飲み物を批判する手紙を度々書いていました。
「茶は、干し草と堆肥の味がするし、コーヒーは煤と干しイチジクの味だし、チョコレートは甘すぎて閉口する。私の口に合うものはない。チョコレートは胃にもたれる。私が食べたいものは、なんといっても冷やしスープかビールスープ、これだと胃にもたれるなんてことはない。」
ビールスープですか~。
そんなに美味しいのでしょうか。
この人は嫌われていたから陰険な嫌がらせとして、意図的にこんな味の茶やコーヒーやチョコレートだったのではないかと思われる、斬新な味の表現ですよね。