17世紀の典型的イギリス人家庭では、毎日子供を含めて一人当たり約3リットルのビールを消費しており、ビール作りは主婦の日常の仕事の一部だったそうです。消費が多い理由の一つは、朝食が一般にビールスープだったからだそうで、18世紀末ドイツの田舎に残されたレシピによると、
「ビールを鍋に注ぎ、熱くなるまで火にかける。その後、別の鍋に卵を数個割り入れ、そこにバターを一片加えて、少量の冷たいビールを注ぎ、よくかき混ぜる。これに、先程のビールを注ぎ入れ、塩を少々加え、それからねっとりするまでよく攪拌する。最後に、ゼンメルか白パン、あるいは別の種類の良質のパンを切り、スープをその上に盛り付けて出来上がり。好みによっては、砂糖を加えて甘味にしてもよい。」
これはおいしいのでしょうか?
当時は水を飲むのが一般に安全ないため、ほとんどがアルコール飲料だったそうですが、それにしてもねえ。
現代人の私の感覚だと、毎朝これを飲まされる事を想像するだけで震えますね。
カフェイン飲料が流行してよかった。