飲めば飲むほど

ドイツ、プロイセン時代、フリードリッヒ大王(17401780)が珈琲禁止令を出しました。

大のビール党であった王は、1777年に「珈琲など飲んでいる兵隊は困難にも耐えられず、戦争が起こった時、敵に打ち勝つことも覚つかない。こんなものに高い代価を払うのはまことに愚かな事である。すべからくビールを飲むべし。」という布告を出しました。

しかし、1781年には時の勢いには勝てず、一転して国営の焙煎工場を建て、珈琲事業を政府の専売とし、密焙煎を厳しく取り締まりながら珈琲飲用の自由を認めています。

お酒好きには夢の様なお話ですが、「いやいや酔っぱらって兵隊としては使い物にならないだろう。」と思うのは私だけでしょうか。