1511年、コーヒーがカイロに達し、民衆の憩いの場所ができた頃、
メッカの支配者カイール・ベイはコーヒーがコーランの教えに背く飲み物であるとして飲用禁止令を出したが、上司であるカイロのサルタンはコーヒー好きでコーヒーは宗教の掟に背くものではないと裁定し、禁止令を撤回しました。
また1524年にメッカの裁判官が公安・風紀を乱すとして、コーヒーハウスを営業停止にしたが、かえって個人的な飲用を助長することになったり、1534年には宗教狂信者がカイロでコーヒーを非難し、これが民衆運動に発展し、コーヒーハウスが破壊されて、街はコーヒー支援派と反対派に分かれて争ったそうです。
今聞くと「ほんとかよ。」とか思ってしまいますが、昔は真面目に争っていたのでしょうね。
しかし、コーヒーがよく悪者になっていることやら。
なんだかな~という所でしょうか。