吸殻が多いほど人気のバール
ローマの「タッツア・ドロ」や「サン・エスタッキョ」等バールのコーヒーの美味しさは有名だが、サン・ピエトロ寺院近くの「カストローニ」とテルミニ駅北東5km、リビア通りに面する「セネパ」も土地っ子に人気の店。
両店とも15gの粉を使い40ccのコーヒーしか抽出しない。両店とも周辺は下町感覚のせいか床には吸殻がいっぱい落ちている。朝など3人に2人はタバコを吸い床に落としていく。
店側も午前中は吸殻を片付けようとしない。(ツキが落ちるからという)ミラノはもっと目立つ。北駅横の「エウリカ」駅前の「ビンド」「カドリナ」「カルドッチ」は1日1000杯以上のコーヒーを売る事もあって床は吸殻だらけだ。ここでは女性の喫煙者も多い。
これは1995年発行のとある本に書いてありました。
そんなに大昔ってわけではありませんが、床が吸殻だらけなんて、現代の常識では考えられませんね。