エスプレッソマシンに入ってくる水の圧力が一日を通じてかなり大きく変化した。
午前中は午後より高く、不規則的にスパイクが起こる。食洗器の補水でさえ、
フロントのバールに影響した。
ポンプに入ってくる水の圧力が変わると、それに伴ってロータリーポンプの出力も変わってしまう。
この問題は静止貯水タンクによって解決した。
静止貯水タンクとは、自動補給器の付いたステンレススチール製の貯水用タンクで、これを取り付ける事によって、水は常に15ポンド(7kg)くらいの圧力を保ちながらエスプレッソマシンのポンプに送られてくるというシステムである。
これは、シアトルにあるエスプレッソビバ―チェのオーナーである、デビットC.ショーマーさんが本に書かれていた事です。
起きた現象に対して、なぜかと問い、改善の答えを導きだして、最高のエスプレッソを追い求める姿勢が凄いですよね。
この本は10年以上前の本ですが、こういった知識がたくさん盛り込まれています。
私も買ったのは随分前ですが、今でもたまに読んでいます。
良書は何回読んでも飽きません。
そして、一杯のエスプレッソにかける思いが伝わってきますね。