香港デモの若者の衝動は凄いですね。
賛否両論あると思いますが、声を上げるだけでは問題なく条例が通ってしまうのでしょう。
ゆえにデモという形で警察官と衝突してまでも止めようとしています。
暴力反対と言いますが、暴動の域まで行かないと何も動かないわけです。
暴動を助長していたのは警察官の制止方法に問題がある気がします。
見るに堪えません。
いつの時代も若者の行動力は感心します。
時は遡る事18世紀後半フランス革命も、一人の若者がカフェの前で演説を行った事を皮切りに起こっています。
当時のフランスは慢性的な財政難に陥っていました。そしてその補填は増税によって補われていました。
市民は逼迫する一方で上流階級は優雅な暮らしを続けます。
当然市民の不満は膨らんで行くわけです。
その頃パリに「パレ・ロワイヤル」という建物がありました。
オルレアン公爵家のフィリップ2世の屋敷です。
この屋敷、中庭の庭園をコの字描く様に建物を改装し、テナントとして貸し出しました。
レストランや商店が立ち並び賑わいを見せたそうです。
しかもオルレアン家の威光で警察官の立ち入りを禁じていました。
その為、政府に追われた革命家や思想家、娼婦が集まります。
そして1789年7月12日。パレ・ロワイヤルのカフェ・ド・フォワのテラスから、
カミーユ・デムーランが「諸君、武器を取れ。」と演説します。
これからフランス革命に突入して時代を動かして行きます。
18世紀も21世紀も時代を熱くする若者は素敵だと思います。
カフェのテラスで演説って凄いなと、鎌倉の外れのコーヒー屋が思ったりするわけです。
平和が一番です。