ベネチアの高潮がニュースになっています。
観測史上2番目の高さで町の80%が浸水したそうです。
ベネチアの高潮は有名ですが、通常だと町の一部や、時間によって浸水する場所が変わるそうです。
それが今年はほとんど水に浸かっている訳です。
サンマルコ広場は極小の湖みたいになっています。
これだけ浸水しても開いているお店があり、観光客の方が訪れるという事にたくましさを感じます。
鎌倉は、雨、雪、暑さ、寒さ等天候によって観光客の方は激減します。
さて、ベネチアは遡る事1683年にはサンマルコ広場にカフェは存在していました。
そして1720年に現在も営業を続けている「カフェ・フローリアン」が開業します。
そして、相次いでサンマルコ広場にカフェが開業していくのです。
この頃ベネチアから旅立つ人も多く、出ていく時にフローリアンに立ち寄り「今から行く」と書置きを残し、帰ってくるとまた「帰ってきた」と書置きを残したそうです。
その人物に用がある人達は書置きを見て現在の状況を確認したそうです。
昔ながらのなんともいえない風情を感じます。
いつかは沈む町と言われているベネチア。出来ればフローリアン閉店の日と町が沈む日が一緒であって欲しいと思います。